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林志鹏(林杰平/又名No.223)
张克顺(陈绍义)
陈小义(姜古淳)

林志鹏
张克纯
陈小义

2023年4月28日(周五)~5月28日(周日)

​11:00 - 18:00

 

 

 

 

 

策展人:许丽静

统筹:王璐

设计师:翟倩文

 

主办单位:ARTiX³

协办单位:日本国际文化艺术协会(JCA)

合作:Akio Nagasawa Gallery

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現代美術の文脈において、東洋絵画はその独自の精神性と素材の表現を通じて、西洋の視覚的伝統とは異なる美学体系を築き上げてきました。同時に、それは時代ごとの新たな文化的文脈の中で常に再解釈され、今日もなお新たな生命力を放ち続けています。

このたび東京中国文化センターで開催される 「国際学術招待展——共象」 は、まさに東洋絵画の伝統と現代的実践を結ぶ、国際的な学術交流の場となります。本展では、日中両国の6名の作家による作品を通じて、文化の交差における差異と共鳴を見つめ、現代における絵画の多様な可能性を探ります。

 

「共象」とは、単なるイメージの並置や共有を意味するものではなく、思想や文化が互いに映し出し合う関係を象徴しています。六名の作家の作品においては、東洋絵画の素材的特質と精神的指向がさらに拡張され、筆墨や素材に対する深い探究を通して、日中の美術が差異と融合の中から生み出す緊張と調和が表現されています。

本展を通じて、ご来場の皆さまには、伝統と現代の響き合い、素材と思想のせめぎ合い、そして国境を越えて広がる東洋的な感性の魅力を感じ取っていただければ幸いです。

 

本展は、一般社団法人日本国際文化芸術協会(JCA) の主催、東京中国文化センター の後援のもと、2025年11月25日(火)14時30分(日本時間)より東京中国文化センターにて開幕いたします。当日はアーティストによるギャラリーツアーおよび交流イベントも開催予定です。

中国側3名、日本側3名の作家が参加し、「文化の融合」と「素材の革新」をテーマに、日中の芸術と言語のあいだに新たな対話の場を創出します。

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©️陳亮「春の鷹狩り図」133cm x 60cm,紙本着色,2017

陳亮(Chen Liang)

 

中央美術学院講師。中国壁画学会会員、中国工筆画学会会員。天津生まれ。中央美術学院附属中学および同学院壁画学科を卒業。芸術実践は現代水墨や工筆花鳥画など多岐にわたり、第8回深圳国際水墨ビエンナーレ、宝龍美術館「中国現代芸術転換期における水墨探索」展、カナダ・バンクーバー三生縁画廊「至幻至霊」招待展、さらに東京での個展など、国内外の重要な展覧会に多数出展している。

主題として「鷹」に焦点を当て、20年以上にわたりこの題材を描き続けている。精緻な筆致と荘厳な造形を通して、文化と生命の緊張感を表現し、宋元絵画の伝統を継承しながらも、現実の猛禽を長期的に観察することで自然と文化の狭間に位置する現代的な「鷹」のイメージを構築している。その探究は伝統的精神と現代的視野の両立を示すものであり、作品はベルギー世界鷹狩博物館やポーランド・クラクフ鷹狩クラブに収蔵され、研究成果は英国世界鷹狩遺産基金に収録されている。

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©️陳子豊「多子多福」97cm x 180cm,紙本・水墨,2023

陳子豊(Chen Zifeng)

 

北京を拠点に活動。現在、首都師範大学美術学院副教授、修士課程指導教員。中央美術学院国画学院卒業(学士・修士)。中国工筆画学会理事・青年委員会委員、北京美術家協会美術教育委員会委員、文化部芸術発展センター中国画創作研究院青年画院委員、中国水墨画院特聘画家。

2019年から2024年にかけて、東京ARTiX³ギャラリー「GOLD FINGER」、深圳美術館「会発光」、北京浦発銀行「墨如金」、ARCH GALLERY「閣楼の巨人」、壹美美術館「重塑体用」など、多数の個展・プロジェクトを開催。作品はUNESCO、英国リバプール大学、中国美術館、中央美術学院美術館、深圳美術館などで展示され、国際的なグループ展にも多数参加している。

作品は人と物質の関係性をテーマとし、金・玉・宝石などの象徴的モチーフを通して、物質文明における精神性の再構築を試みている。作品は中国美術館、中央美術学院美術館、淮安美術館などに収蔵されており、著書に『陳子豊中国画選集』『陳子豊素描集』がある。

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©️顔開「南風の呓語(なんぷうのげいご)シリーズ」より一作 19x28cm

紙本・茶染め・古書・アクリル,2019

顔開(Yan Kai)

 

中国湖南省生まれ。四川美術学院および中央美術学院を卒業後、日本神戸芸術工科大学にて客員研究を行う。現在、北京理工大学デザイン芸術学院にて教鞭を執る。

顔開は、二元的世界の両極のあいだに存在する曖昧な領域に関心を持ち、東洋哲学に基づく普遍的な問いを探求している。物質が本来持つ人文的特性を媒介に、新たな文化秩序を構築することを試み、近年では茶を主要な素材とする絵画シリーズを展開している。

これまでに、香港アジアコンテンポラリーアートフェア、ベルギー・オレンジギャラリー、重慶長江現代美術館、広州九月画廊、北京三潴画廊などで個展を開催。また、中国美術館、韓国国立現代美術館、ポーランド・ワルシャワ王宮美術館、比利時ユーロパリア文化祭など国内外の展覧会に多数出展。作品は中国美術館、英国ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)などに収蔵されている。

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©️栗原亜也子「Mind Games 20180530-2018-0602」H60xW60xD2(cm),アクリル,2018

栗原亜也子(Ayako Kurihara)

神奈川県横浜市生まれ。愛知県立芸術大学油画科卒。横浜を拠点に制作活動を展開し、国内外の ギャラリーや芸術祭等で幅広く発表を続けている。2000年代半ばから、オセロ/リバーシのルー ルを取り入れたペインティングやインスタレーションのシリーズ《Mind Games》に継続して取 り組んでおり、絵具の特性や技法の差異から生まれる偶然のマチエールは、人間の日常の営みや 他者との関わり、境界のゆらぎといったテーマを抽象的に映し出す。 代表的な展覧会として、個展《Mind Games―グリッドの中の風景ー》(横浜、2025)、《Mind Games / Decades》(京都、2025)、《トーキョー・オセロ》(東京、2023)などが挙げられる。また、「黄金町バザール」(横浜、2016)や韓国・アラム美術館をはじめとする国際展にも参加している。

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©️安藤実香「空飛ぶ円盤下絵Signals詩Actors(抜書)」 91×60.6cm,宣紙、墨、顔料、銀泥 ,2025

安藤実香(ANDO MIKA)

長野県生まれ。北京語言文化大学、中央美術学院、中国芸術研究院で中国画を専攻し、博士号を取得。中国での十五年に及ぶ学習と生活を通して「書画同源」の思想に深く影響を受け、長年にわたる異文化的な修練の中で独自の芸術観を形成した。安藤の創作は「NEO書画」という理念に基づき、書と画の精神を現代美術の文脈において再び融合させようとする試みである。文字とイメージのあいだに生じる緊張や相互関係に着目し、筆墨、紙本、空間の変換を通して、東洋美術が現代社会においてどのように再生し得るかを探求している。主な展覧会に《NEO書画展》(名古屋栄三越美術サロン、2024)、《emoji-承前啓後-》(田口美術、2022)、《安藤美香水墨画展 中国留学十三年の奇跡》(松本市美術館、2014)などがある。また、「ART SHODO FESTA in Fukuoka」(福岡アジア美術館、2021)、「CALLIGRAPHY TODAY」(名古屋栄三越/伊勢丹浦和、2023–2024)など、国内外の重要な展覧会にも多数出展している。

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©️林宏樹「微光のまわり」72.7×91cm,日本画,2015

林宏樹(Hiroki HAYASHI)

東京藝術大学未来創造継承センター特任研究員。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業。同大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復研究領域(日本画)修士課程および博士後期課程を修了。博士(文化財)。東京藝術大学アートイノベーション推進機構(COI拠点プログラム)特任助手、共創拠点推進機構特任助手を経て現職。日本絵画における「写し」の文化に着目し、模写特有の思考や制作工程の研究を行う。前職では高精細複製作品「クローン文化財」の制作や展覧会の企画を担当 。また、大学と行政が連携して行うアートプロジェクトのコーディネーターを務めるなど、地域や社会に開かれたアートの可能性についても実践し、研究している。現在は、伝統的な墨を用いた印刷技術による、水墨画表現の再現に取組んでいる。

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