
一言の羽
陳亮
2024年2月1日(土)-2月16日(日)
11:00 - 18:00
月、火、水曜休館
*上記以外の時間でビューイングをご希望の方はご予約にて承ります。
レセプション:2025.2.1.(Sat) 15:00~(自由参加)




東京にある実験的オルタナティブスペース「ARTiX³(アーティクス·キューブ)」では、2025年初頭に中国人アーティスト·陳亮の個展『一言の羽』を開催いたします。本展では、数十年にわたり一つのテーマに専念し、純粋な表現を追求し続けてきた陳の新作をご紹介します。
現代では、革新がしばしば流行に左右され、価値観が翻弄される傾向があります。しかし、陳の作品はトレンドに流されることなく、独自の視点から永遠性を感じさせる絵画を描き出しています。彼にとって、真の革新とは流行や時代の風潮に迎合することではなく、絵画と自己の内面を深く見つめ直しながら、生命の本質を探求することにほかなりません。
展示のタイトル『一言の羽』(中国語:只言片羽)は、観る者を陳が創り出す「鷹の世界」へと誘います。陳が描く一羽一羽の猛禽類には、自然の移ろいが繊細に映し出されており、一枚一枚の羽には生命の輪廻が刻まれています。これらの作品を通じて、鑑賞者の皆さまには、生命のたくましさとともに、その細部に宿る無限の驚きと美しさを感じ取っていただければ幸いです。『一言の羽』は、絵画に人生を捧げる一人のアーティストが、永遠と生命の循環についての深い洞察を断片的に表現したものです。
ぜひ多くの皆様にご高覧いただければ幸いです。

©️Chen Liang
アーティスト:
陳亮(チンリョウ)
画家。中国天津生まれ。中央美術学院の教員であり、中国壁画学会および中国工筆画学会の会員。中央美術学院附属高校を卒業後、同学院の壁画学科に進学。卒業後、新華社『半月談』でエディトリアルデザイナーを務めた。中央美術学院壁画学科の修士課程を修了後、同学科で教員として勤務しながら、北京と東京を拠点に作家活動を続けている。
過去活動:
第8回深セン国際水墨ビエンナーレ、関山月美術館、2013年
第3回国際鷹狩り祭、アブダビ、2014年
「花間逸趣-現代中国花鳥画シリーズ展」天津美術館、2018年
「区間-現代水墨名家研究展」山東威海美術館、2018年
「新次元-中央美術学院中国画作品展」山東美術館、2020年
「中国現代芸術転換期における水墨探索-第一回展」宝龍美術館、2020年
「墨非墨-劇場の終幕と媒介の回帰」墨非墨ギャラリー、2021年
「草木敷栄-現代花鳥画名家招待展」関山月美術館、2021年
「至幻至霊-現代水墨温哥華招待展」カナダ·温哥華 三生縁画廊、2022年
「異同-全国青年芸術招待展」上海海派芸術館、2022年
「花上月令-中国工筆花鳥画芸術特集展」雪墨堂芸術館、2023年
「原作の活力-国風芸術展」北京拾美術館、2023年
「鷹とともに-陳亮個展」日本·東京 Esther Okada Art Gallery、2023年
「新動力-中央美術学院若手教員展」中央美術学院美術館、2024年
